ウォーレン・オーツ

俳優(アメリカ)。1982年には、カーオーディオである「パイオニアカロッツェリア」のテレビCMにも出演しており、日本でも馴染みのある俳優だった。「戦争のはらわた」「ゲッタウェイ」などの監督で知られるサム・ペキンパー氏の作品に数多く出演したことで知られている。

アメリカ合衆国ケンタッキー州に生まれ、高校卒業後に入隊した海兵隊での活動などを経て、24歳のときにニューヨークに移住する。その後、テレビ番組の裏方としての仕事をこなしながら少しずつテレビドラマなどに出演するようになり、ハリウッドに移る。1959年、映画「潜望鏡を上げろ」で銀幕デビューを果たしたあとは、数々の作品で重要な役を演じて存在感を示し、サム・ペキンパー監督による1974年の作品「ガルシアの首」でついに主役を演じるに至った。

出演した主な映画には、上述したデビュー作「潜望鏡を上げろ」や初主演した「ガルシアの首」のほか、「昼下りの決斗」「続・荒野の七人」「ダンディー少佐」「モンタナの西」「夜の大捜査線」「銃撃」「ワイルドバンチ」「さすらいのカウボーイ」「鷲と鷹」「おかしなおかしな大泥棒」「トム・ソーヤーの冒険」「デリンジャー」「コックファイター」「ガルシアの首」「地獄の逃避行」「おたずね者キッド・ブルー」「テロリストたちの夜」「ウーマン・リベンジャー」「パラダイス・アーミー」「1941」「ドラム」「ザ・ファイト」「ブルーサンダー(遺作)」などがある。

また、テレビ映画・テレビシリーズでは、「エデンの東」「赤い暗闇」「男ひとたび立てば」「引き裂かれた祖国/ブルー&グレイ」「高層ビル戦慄の監禁事件 – 狼たちの24時間」「西部のチャンピオン」など。

死因は、心臓発作であった。53歳。結果的に遺作となってしまった「ブルー・サンダー」の撮影終了後、急死した。

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