堀ひろこ

(ほりひろこ)
オートバイレーサー。女性レーサーのパイオニアとして、主に1970年代に活躍した。数々のレース・ツーリングなどで活躍したほか、オートバイ関連の書籍執筆や、オートバイ用品店の経営にも従事していた。

東京都に生まれ、1970年ごろ、本田技研工業(ホンダ)が製造販売しているスーパーカブに乗ったことがきっかけでオートバイにのめり込む。当時は女性のオートバイライダーは珍しい存在であり、このときからその道の草分け的存在になる道を歩み始めたと言える。

以後、4万kmにおよぶロングツーリング(1975年、世界25ヵ国)、女性として初めてのロードレース参戦(1976年)、サハラ砂漠縦断8,000km(1982年)など、数々の偉業を成し遂げた。

また、1978年には女性レーサーのみの参加によるレース「パウダーパフ」を主催、さらにはその後、女性向けオートバイ用品専門店として「ひろこの」を出店。オートバイ関連の書籍における執筆活動などにも尽力し、女性におけるオートバイの啓蒙や後進の育成に貢献した。同じく女性レーサーであった腰山峰子(旧姓:今里)と親交が深かったことでも知られている。

著書に、「オートバイに首ったけ」「いま、バイク選びに夢中!」「オートバイからVサイン」「新オートバイからVサイン」「僕のバイクをドレスアップ」「僕のバイクをドレスアップ」「サハラと私とオートバイ」「RIDE ON LIFE 堀ひろ子写真集」「風少女のためのバイクライフABC」「バイクが楽しくなる生き方シリーズ」「オートバイのある風景」などがある。

自宅にて死去。死因は、急性心不全であった。36歳。死因については諸説あり、自らが経営するオートバイ用品店「ひろこの」の経営不振に悩んだ末の首吊り自殺だったという話もあるが、明確になっていない。

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