椋鳩十

(むくはとじゅう)
作家・小説家・児童文学作家。鹿児島県鹿児島市にある県立の公共図書館「鹿児島県立図書館」の館長も務めた。日本における動物文学(動物を扱った文学作品の総称)の第一人者としても知られている。本名である「久保田彦穂」名義にて、主に鹿児島県内の学校における校歌の作詞も手掛けた。長野県下伊那郡喬木村名誉村民第1号。勲四等旭日小綬章受章者。

著作には、小学生の教科書にも取り上げられたことのある「大造じいさんとガン」を始め、「鷲の唄」「片耳の大鹿」「動物のふしぎ」「大空に生きる」「孤島の野犬」「母と子の20分間読書」「なきむしたろう」「ちょこまかぎつねなきぎつね」「どうぞかんべん」「あるぷすのきじ」「山の太郎グマ」「あまみのくろうさぎ」「みかづきとたぬき」「山窩調」「動物異変記」「本を読まない子の読ませ方」「椋鳩十全集」「マヤの一生」「きんいろのあしあと」「モモちゃんとあかね」「ハブとたたかう島」「お日さまのうた」「白い鳥」「ぎんいろの巣」「白いなみ白いなみイルカが行く」「ぞうのたび」「森のおばけ」「馬おどりの町」「カワウソノ海」「クマほえる」「クロのひみつ」「大空いっぱいに」「はらっぱのおはなし」「自然の中で」「おしどりものがたり」「石になってしまったあ」「ガラッパとススキの矢」「りかとねこのアン」「とかげのしっぽ」「椋鳩十の本」「オロロン鳥とおじいさん」「ヤクザル大王」「ゆかいなばけくらべ」「わが心のアルプス」「わが心のアルプス」「ひかり子ちゃんの夕やけ」「よみがえる愛」「野性の谷間(シリーズ)」「人間・出会いのすばらしさ – 椋鳩十のわんぱく時代」「お母さんの声は金の鈴」「村々に読書の灯を」「椋鳩十未刊行作品集」など、枚挙に暇がない。

校歌の作詞を手掛けた学校には、姶良市立柁城小学校、伊佐市立田中小学校、阿久根市立脇本小学校、出水市立野田中学校、指宿市立西指宿中学校、指宿市立北指宿中学校、鹿児島県立串木野高等学校、鹿児島市立瀬々串小学校、学校法人原田学園鹿児島情報高等学校、学校法人原田学園鹿児島情報高等学校、鹿児島市立西紫原中学校、鹿児島県立鹿児島東高等学校、鹿屋市立鶴峰小学校、鹿屋市立鹿屋女子高等学校、霧島市立国分北小学校、鹿児島工業高等専門学校、錦江町立大根占小学校、肝付町立神山中学校、さつま町立泊野小学校、薩摩川内市立中津小学校、志布志市立有明小学校、日置市立妙円寺小学校、日置市立妙円寺小学校、長野市立信州新町小学校、横浜市立秋葉中学校など、こちらもすべてを挙げることができないほど多数。

主な受賞歴に、文部大臣奨励賞、芸術選奨文部大臣賞、国際アンデルセン賞(国内賞)、小川未明文学奨励賞、サンケイ児童出版文化賞、赤い鳥文学賞、児童福祉文化奨励賞などがある。

鹿児島県鹿児島市にある病院にて死去。死因は、肺炎であった。82歳。

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