向井潤吉

(むかいじゅんきち)
洋画家。全国を渡り歩き、古民家を描き続けたことから、「民家の向井」という異名を持っていた。彫刻家である向井良吉の兄。演劇評論家で、TBSテレビにてディレクターを務めながら萩本欽一を育てた向井爽也の父。

作品は、東京国立近代美術館を始め、奈良県立美術館、福岡県立美術館、京都国立近代美術館、栃木県立美術館、ウッドワン美術館、世田谷美術館、大阪市立美術館など、全国の美術館に貯蔵されている。

代表的な作品に、「ダリア」「K氏の像」「衣をぬぐ女」「坑底の人々」「マユ山壁を衝く」「バリッドスロン殲滅戦」「水上部隊ミートキイナの奮戦」「四月九日の記録(バタアン半島総攻撃)」「浄土ヶ浜」「聚落」「岳麓好日」「まひる」「峠の下の村」などがある。

著書に、「郷愁日本の民家」「南十字星下」「北支風土記」「草屋根と絵筆」などがある。

自宅にて死去。急性肺炎のため。93歳。

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