ゲルト・フレーベ

俳優・バイオリン奏者(ドイツ)。日本では、「ゲルト・フルーベ」と発音・表記されることもある。ドイツ国民栄誉賞受賞者。

ドイツ帝国・ザクセン王国のツヴィッカウに生まれ、第二次世界大戦後となる1948年に30代半ばで映画俳優デビュー。以後、数々の作品に出演するようになり、その数はドイツ内外で100作品を超えている。一方で、バイオリン奏者(ヴァイオリニスト)であったことでも知られている。

イヴ・シャンピが監督を務めた1956年の日仏合作映画「忘れえぬ慕情」では、日本の女優である岸惠子と共演しているほか、ケン・アナキンが監督を務めた1965年のイギリス映画「素晴らしきヒコーキ野郎」では、外国映画に初めて出演した石原裕次郎との共演も果たしている。

そのほかに出演した主な映画には、「ベルリン物語」「秘められた過去」「悪の決算」「黒の運び屋」「宿命」「脱獄十二時間」「スキャンダル」「グランド・ホテル」「女」「怪人マブゼの挑戦」「怪人マブゼ博士」「大勝利」「三文オペラ」「史上最大の作戦」「怪人マブゼ博士・恐るべき狂人」「赤毛の女」「太陽の下の10万ドル」「007/ゴールドフィンガー」「バナナの皮」「トリプル・クロス」「パリは燃えているか」「皆殺しのバラード」「モンテカルロ・ラリー」「チキ・チキ・バン・バン」「そして誰もいなくなった」「華麗なる相続人」「蛇の卵」「ルートヴィヒ」などがある。

ドイツ・バイエルン州の州都であるミュンヘンにて死去。死因は、心臓発作であった。75歳。

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