ゲイリー・マーシャル

映画監督・俳優(アメリカ)。アメリカ合衆国・大西洋岸中部にあるニューヨーク州の出身。恋愛映画において数々のヒット作を生み出したことから、「恋愛映画の神様」と呼ばれ称えられた。同じく映画監督・俳優であるスコット・マーシャル、および女優であるキャスリーン・マーシャルの父。女優・映画監督で、後述する「ラバーン&シャーリー」で共演も果たしたペニー・マーシャルの兄。

監督を務めた代表的な作品として、リチャード・ギアとジュリア・ロバーツが共演し、「マイ・フェア・レディ」を基にした現代版ストーリーと言われるロマンティック・コメディ映画「プリティ・ウーマン」(1990年)や、同じくリチャード・ギアとジュリア・ロバーツが共演を果たしたロマンティック・コメディ映画「プリティ・ブライド」(1999年)、アン・ハサウェイやジュリー・アンドリュースが出演し、小説家であるメグ・キャボットの作品「プリンセス・ダイアリー」を原作としたシンデレラ・ストーリー「プリティ・プリンセス」(2001年)などが特に有名である。

そのほかの監督作品(映画)には、「病院狂時代」「フラミンゴキッド」「フォーエバー・フレンズ」「潮風のいたずら」「恋のためらい」「カーラの結婚宣言」「プリティ・ヘレン」「幸せのルールはママが教えてくれた」「ニューイヤーズ・イヴ」「バレンタインデー」「マザーズ・デイ」などがある。

テレビシリーズでは、「ゆかいなチンパン」「おかしなカップル」「ラバーン&シャーリー」「ハッピーデイズ」など。

また、俳優として自らが監督を務めた上述の「プリティ・ウーマン」を始め、映画・テレビシリーズにおいていくつかの作品に出演している。代表的な作品には、「007・ゴールドフィンガー」「嵐の青春」「おかしなカップル」「基地潜入」「ベガス」「プリティ・リーグ」「ER緊急救命室」「ライフ・アフター・ベス」「ウィッチマウンテン」「25年目のキス」「家主さんはナイスガイ」などがある。

アメリカ合衆国・カリフォルニア州のバーバンクにある病院にて死去。死因は、肺炎の合併症であった。81歳。脳卒中を患ったあとに、肺炎にも罹っていたという。

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