井上靖

(いのうえやすし)
小説家・作家・詩人。エッセイストである井上ふみの夫。日本ペンクラブ会長・日中文化交流会会長・世界平和アピール七人委員会委員・日本芸術院会員などを歴任。文化勲章受章者。文化功労者。

主な受賞歴に、千葉亀雄賞・芥川龍之介賞・野間文芸賞・日本文学大賞・日本芸術院賞・文藝春秋読者賞・毎日芸術賞・読売文学賞・朝日賞・菊池寛賞など多数。

著書(小説)に、「流転」「白い牙」「戦国無頼」「座席は一つあいている」「あすなろ物語」「風林火山」「オリーブ地帯」「あした来る人」「こんどは俺の番だ」「天平の甍」「ある落日」「揺れる耳飾り」「氷壁」「河口」「敦煌」「しろばんば」「楊貴妃伝」「夏草冬濤」「おろしや国酔夢譚」「額田女王」「後白河院」「欅の木」「幼き日のこと」「紅花」「北の海」「月光・遠い海」「わだつみ」「本覺坊遺文」「盛装」「戦国城砦群」「孔子」「死と恋と波と」「闘牛」「異域の人」「暗い平原」「美也と六人の恋人」「真田軍記」「少年」「楼蘭」「羅刹女国」「ローマの宿」「わが母の記」「石濤」「火の燃える海」「七人の紳士」「楼蘭」「伊那の白梅」「青葉の旅」「冬の月」「利休の死」などがあり、枚挙に暇がない。

また、詩集では、「詩集 地中海」「詩画集 北國」「井上靖詩集」「詩集 遠征路」「井上靖 シルクロード詩集」「詩集 星闌干」「詩集 傍観者」「初期詩篇集 春を呼ぶな」「井上靖詩集 シリア沙漠の少年」などがある。

その他、「詩と愛と人生 人生のことば」「四季の雁書 往復書簡」「わが一期一会」「穂高の月」「わが人生観」といった随筆や、「六人の作家」「作家点描」「カルロス四世の家族」「美しきものとの出会い」「忘れ得ぬ芸術家たち」「美の遍歴 半世紀にわたる芸術家たちとの出会い」といった文芸・美術批評など、とてもではないが全ての著作をここに書き切れるものではない。

病院にて死去。死因は、急性肺炎であった。83歳。

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