結城昌治

(ゆうきしょうじ)
作家・小説家。反道徳的かつ暴力的な内容を描写するハードボイルドな推理小説を得意としており、「ハードボイルド小説における先駆者」と言われている。なお、「結城昌治」はペンネームであるが、「ゆうきまさはる」と読ませるはずが、あまりにも「ゆうきしょうじ」と誤読されるため、そのまま「ゆうきしょうじ」を正式な読みとしたというエピソードがある。紫綬褒章受章者。

受賞歴に、直木賞を始め、日本推理作家協会賞・吉川英治文学賞などがある。

主な著作には、「ひげのある男たち」「隠花植物」「死者に送る花束はない」「死の報酬」「暗い落日」「炎の終り」「罠の中」「まむしの家」「噂の女」「ゴメスの名はゴメス」「幻影の絆」「夜の終る時」「夜が揺れた」「残酷な夕日」「死んだ夜明けに」「不良少年」「魚たちと眠れ」「赤い霧」「女」「刑事」「仕立屋銀次隠し台帳」「犯行以後」「風の報酬」「ぼく、イヌじゃないよ」「俳句は下手でかまわない」「森の石松が殺された夜」「エンドレス」「泥棒たちの昼休み」「指揮者」「決着」「余色」「死もまた愉し」などがある。

呼吸不全のため。68歳。

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