島田一男

(しまだかずお)
小説家・脚本家。男性向けの月刊総合雑誌として、1940年代後半から1960年代前半まで推理小説界を代表する雑誌として君臨していた「宝石」における短編作品の懸賞に応募、「殺人演出」が入選を果たしたことで、推理小説家としてのキャリアをスタートさせる。

数々の不朽の名作を残した小説家である江戸川乱歩によって、香山滋・高木彬光・大坪砂男・山田風太郎と共に、探偵小説界における「戦後派五人男」と称された。

NHK製作のテレビドラマで、東京映画株式会社と日活株式会社によって映画にもなった「事件記者」の脚本家としても活躍した。

受賞歴に、探偵作家クラブ賞など。

主な作品に、「古墳殺人事件」「紅の走査線」「女事件記者」「拳銃を磨く男」「青い手の女」「継続捜査官」「科学捜査官」「ミセス捜査官」「女捜査官」「公安機動捜査官」「特別鑑識捜査官」「伊豆・熱海特命捜査官」「鉄道公安官」「新宿発殺人特急」「金髪特攻隊」「走る捜査線」「上を見るな」「その灯を消すな」「ふざけるな」「青衣の魔女」「冥土の顔役」「熱海伊豆山殺人事件」「赤い影の女」「人喰いの夜」「お添い寝比べ」「位牌間男」「恋道丁半」「月姫血笑記」「お耳役秘帳」「天明むざん絵図」「素浪人無惨帖」「黄金孔雀」「斬り捨て御免」など多数。

死因詳細不明。89歳。

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