白川由美

(しらかわゆみ)
女優。俳優だった故二谷英明の妻。元女優で、「家庭教師のトライ」で知られる家庭教師派遣会社の株式会社トライグループ・代表取締役でもある二谷友里恵の母。

デビュー当時は、整った顔立ちと清楚な雰囲気から、モナコ公国の公妃でアメリカ合衆国の元女優でもあったグレース・ケリーになぞらえ、「日本のグレース・ケリー」をキャッチフレーズとして売り出されていた。以後、数々の映画やテレビドラマなどで活躍。代表的な出演テレビドラマ作品には、本間洋平の同名小説をドラマ化した「家族ゲーム」や、遊川和彦が脚本を手掛け、松嶋菜々子が主演を務めた「家政婦のミタ」、米倉涼子の代表作でもある「ドクターX 〜 外科医・大門未知子 〜」などがある。

その他に出演したテレビドラマは、「憤激の恋」「はね駒」「男が家を出るとき」「昨日の敵は今日の友」「今はバラ色が好き」「ひまわりの詩」「有閑倶楽部」「ハケンの品格」「金田一少年の事件簿」「離婚テキレイ期」「親と子の誤算」「いごこち満点」「もしも願いが叶うなら」「十年愛」「パパとなっちゃん」「パパはニュースキャスター」「ママハハ・ブギ」「親子ウォーズ」「先生知らないの?」「クロサギ」「獣医ドリトル」「ドーラク弁護士」「GTO」「あんみつ姫」「おヒマなら来てよネ!」「特捜最前線」「恋味母娘」「吉原炎上」など、多数。

出演した映画には、「与太者と若旦那」「サザエさん(シリーズ)」「この二人に幸あれ」「サラリーマン出世太閤記(シリーズ)」「美女と液体人間」「ジャズ娘に栄光あれ」「暗黒街の顔役」「サラリーガール読本」「野獣死すべし」「恐妻党総裁に栄光あれ」「男対男」「花のセールスマン」「金づくり太閤記」「真紅の男」「二人の息子」「重役候補生No.1」「女に強くなる工夫の数々」「日本一の色男」「若者よ挑戦せよ」「奇巌城の冒険」「女は幾万ありとても」「おれについてこい!」「嵐を呼ぶ男」「ゴースト – もういちど抱きしめたい」「女は幾万ありとても」などがある。

そのほか、シングル曲「おあいそして」(1985年)を発表したり、フジテレビ系列で放送されていた歌謡番組「今週のヒット速報」にて司会を務めたりするなど、幅広いジャンルにて才能を発揮した。

東京都港区にある娘(二谷友里恵)の自宅にて死去。死因は、心不全であった。79歳。浴室にて倒れ、病院に緊急搬送されたものの、既に心肺停止しており、助からなかった。亡くなる数時間まで友人と電話で話すなど、元気な様子だったという。

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