新屋英子

(しんやえいこ)
女優。劇団関西芸術座創設メンバー。舞台を始め、映画やテレビドラマなどで数多く活躍。一人芝居のパイオニアとしても知られている。

大阪府大阪市に生まれ、高校を卒業後、陸軍師団司令部への勤務などを経て、第二次世界大戦後に演劇の道を歩み始める。

出演した主な舞台には、「燕よ、あの人に伝えてよ」「チョゴリの被爆者」「身世打鈴」「わたしの蓮如さん」「ヒミコ伝説」などがある。なお、これらはすべて一人芝居である。

主なテレビドラマには、「花山大吉」「仮面の忍者・赤影」「遠山の金さん」「世なおし奉行」「銭形平次」「水戸黄門」「桃太郎侍」「出雲の阿国」「新・赤かぶ検事奮戦記(シリーズ)」「熱海の捜査官」「火の魚」などがある。

主な映画には、笑福亭鶴瓶の初主演映画として知られ、西川美和が原作・脚本・監督を手掛けた2009年の作品「ディア・ドクター」を始め、「唐獅子警察」「ア・ホーマンス」「お父さんのバックドロップ」「ぼくんち」「ジョゼと虎と魚たち」「旅の重さ」「図鑑に載ってない虫」「パッチギ!」「ぐるりのこと。」「インスタント沼」などがある。

著書に、「女優新屋英子 – 私の履歴書」「身世打鈴 – ひとり芝居の世界」「演じつづけて」など。

受賞歴に、大阪市文化祭賞、大阪府民劇場賞、TAMA映画祭最優秀作品賞など。

大阪府富田林市にある病院にて死去。死因は、肺炎であった。87歳。

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