佐々木忠次

(ささきただつぐ)
オペラバレエプロデューサー・著作家・舞台監督・著述家・インプレサリオ。東京バレエ団総監督。そのほか、自身の財団であるNBS(日本舞台芸術振興会)専務理事なども歴任した。その活躍ぶりから、ロシアの総合芸術プロデューサーであるセルゲイ・ディアギレフになぞらえ、「日本のディアギレフ」の異名で称えられていた。「ササチュー」の愛称で親しまれていたことでも有名。

共に仕事をして交流を深めた人物は世界中に存在し、その職種もカルロス・クライバー、ダニエル・バレンボイム、ズービン・メータなどの指揮者を始め、作曲家、オーケストラ、演出家、ダンサー、歌手、美術監督、振付師など幅広い。

著書に、「起承転々 怒っている人、集まれ!」「闘うバレエ – 素顔のスターとカンパニーの物語」「オペラ・チケットの値段」「だからオペラは面白い」などがある。

主な受賞歴に、パリ国立高等音楽・舞踊学校によるディアギレフ賞や、フィレンツェ名誉市民金賞、オーストリア共和国有功栄誉金賞、アカデミア・フィラルモニカ会員賞(イタリア)、ミラノ名誉市民賞、フローレンス名誉市民賞、共和国文化功労賞(ロシア)など、世界各国から多数。

また、受章歴には、フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ・コマンドゥール・オフィシエ、イタリア共和国功労勲章ウッフィチャーレ・コンメンダトーレ、ドイツ連邦共和国功労勲章、オーストリア共和国科学芸術功労十字章、デンマーク王国ダンネブロ勲章、ベルギー王国レオポルド2世勲章オフィサーなど、枚挙に暇がない。

東京都目黒区にある自宅にて死去。死因は、心不全であった。83歳。

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