サン村田

(さんむらた)
イラストレーター・画家・デザイナー・ジャズバイオリニスト。日本を代表するイラストレーターとして世界的に有名。

1968年、同じく日本を代表するイラストレーターである黒田征太郎氏とともにカナダ・トロントに移住。カナダ国籍を取得した上、国際コンペティションで28にも上る賞を受賞するなどの活躍を見せ、アメリカ合衆国・ワシントンのスミソニアン博物館などにも作品が所蔵された。また、黒柳徹子の母親である黒柳朝のベストセラー著書「チョッちゃんが行くわよ」や「チョッちゃんの私は心の花咲かバァバ」の表紙イラストなどを手掛けたことでも知られている。トロントに約50年間在住したのち、晩年は日本に戻って熊本県熊本市で過ごしながら、主に九州で音楽祭や絵画展を開催していた。また、2023年11月には、人気お笑いコンビである「ウーマンラッシュアワー」とともにトークライブを行っている。生前は文化や芸術を愛することを重要視し、経済を優先する社会の先行きを懸念していたという。

著書に、「僕には明日しかない!」(サン・ムラタ名義)などがある。

熊本県熊本市にある病院にて死去。死因は、交通事故に伴う急性硬膜下血腫であった。83歳。熊本県山鹿市の温泉施設付近にて、道路を渡ろうとして車にはねられたという。死去の事実は、当人の活動を伝えるSNSなどで明らかとなった。

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