ジョン・フランケンハイマー

映画監督(アメリカ)。アメリカ・ニューヨーク州のロングアイランド出身。

アメリカ空軍の映画班に所属し、ドキュメンタリー(記録映画)を撮影しながら実力をつけ、除隊後にCBS放送に入社。実に100本以上のテレビドラマの演出に関わった。1957年より映画にも携わるようになったが、注目を集めるきっかけとなったのは、バート・ランカスターが主役を務めた1961年の映画「明日なき十代」である。その後は、「終身犯」「失われた時を求めて」「グラン・プリ」「大列車作戦」など、サスペンスや政治的テーマの作品に加えて、豪快なアクション大作も創り上げたことで、一気にスターダムにのし上がった。

その他の代表作には、ジーン・ハックマンが主役を演じた「フレンチ・コネクション2」(1975年)や、トマス・ハリスの同名小説を映画化した「ブラック・サンデー」(1977年)、さらにはロバート・デ・ニーロやジャン・レノが出演した1998年の大作「RONIN」などがある。

上述した作品の他にも、「孤独の青春」「影なき狙撃者」「五月の七日間」「フィクサー」「ホースメン」「さすらいの大空」「プロフェシー」「第三帝国の遺産」「デス・ポイント」「サンタモニカ・ダンディ」「対決」「バーニング・シーズン」「D.N.A./ドクター・モローの島」「レインディア・ゲーム」「ジョージ・ウォレス」など、監督として数多くの作品を残している。

病院にて死去。死因は、脊髄手術後の合併症により引き起こされた発作であった。72歳。ドナルド・サザーランドとマイケル・ガンボンが共演したテレビシリーズ「ジョンソン大統領/ヴェトナム戦争の真実」が遺作となった。

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