古尾谷雅人

(ふるおやまさと)
俳優。女優である鹿沼絵里(旧芸名:鹿沼えり)の夫。女優である水野快令の父。また、息子も古尾谷雅人(2代目)を名乗り(旧芸名は「髙藤疾土」(たかとうはやと))、俳優として活動している。

多くのドラマや映画などに出演して活躍していたが、一躍スポットライトを浴び、スターダムにのし上がるきっかけとなったのは、大森一樹が監督を務めた青春映画「ヒポクラテスたち」への出演(1980年)であった。

その後は数々の作品で主役を務めるようになった他、シングル曲「見上げるだけの人間のようで」で歌手としてデビューも果たした。

出演した主なテレビドラマに、「Gメン’75」「探偵物語 」「3年B組金八先生」「噂の刑事トミーとマツ」「若草学園物語」「北の国から’87初恋」「私鉄沿線97分署」「殺し屋にラブソングを」「キッド」「それゆけ孔雀警視」「知りすぎた女」「禁じられた結婚」「下町・銭湯騒動記」「ニュータウン仮分署」「ばら色の人生」「死の証人」「こんな学園みたことない!」「空と海をこえて」「季節はずれの海岸物語(シリーズ)」「もうひとつの世界」「新宿サラ金物語」「金田一少年の事件簿」「俺たちに気をつけろ。」「バージンロード」「バーチャルガール」「傷だらけの女」「フードファイト」「優雅な悪事」「太陽と雪のかけら」「最後の家族」「ホーム&アウェイ」「少年」「保険調査員ハナコ・時価一億円の女(遺作)」などがある。

また、出演した主な映画には、上述した「ヒポクラテスたち」を始め、「女教師」「スーパーGUNレディ ワニ分署」「スローなブギにしてくれ」「九月の空」「九月の冗談クラブバンド」「伽揶子のために」「いつか誰かが殺される」「花の降る午後」「嵐が丘」「山田ババアに花束を」「キャバレー」「凶弾」「月はどっちに出ている」「赤と黒の熱情」「集団左遷」「エンドレス・ワルツ」「金田一少年の事件簿・上海魚人伝説」「元気の神様」「守ってあげたい!」「のど自慢」「人斬り銀次」「ホワイトアウト」などがある。

Vシネマでも多くの作品で活躍した。主なものに、「新・静かなるドン」「傷だらけの愛」「特交機PC110」「代打屋トーゴー」「コンプレックス・ブルー」「男たちの墓標 事件屋稼業」などがある。

主な受賞歴は、毎日映画コンクール(男優主演賞)や、報知映画賞(主演男優賞)など。

自宅にて死去。死因は、首吊り自殺であった。45歳。住宅ローンなどの借金を抱えていた他、父の遺産相続に伴って継母と民事裁判で争っていたという。また、幼年時代に患った腸重積症のために長時間拘束されるような仕事は断らざるを得ないなど、不安や焦燥感を抱えて悩んでいたとのこと。

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