岡田眞澄

(おかだますみ)
俳優・タレント。「岡田真澄」と表記されることも多数。タレント・俳優・司会者であるE・H・エリックの弟。俳優・ラジオパーソナリティ・キャスターである岡田眞善、及びタレント・モデルである岡田朋峰の父。

フランス南東部の都市ニースで生まれ、どこか西洋風の雰囲気が漂うお洒落な雰囲気を醸し出していることも人気の理由の1つと考えられた。フランスの俳優で、フランスのジェームズ・ディーンとも呼ばれたジェラール・フィリップの愛称にあやかり、「ファンファン」の呼び名で広く親しまれた。

1953年、東宝が開催していた「東宝ニューフェイス」に合格し、東宝演劇研究所に参加。同期に、宝田明藤木悠らがいる。以後、数々の映画やテレビドラマなどで活躍する傍ら、バラエティ番組を始めとする多くのテレビ番組でお茶の間を楽しませた。上述した通り、お洒落な雰囲気と日本人離れしたルックスから、外国人役を演じることも多かった。

受賞歴に、日本ジュエリーベストドレッサー賞(男性部門)などがある。

主な出演映画には、デビュー作となる1955年の日活映画「初恋カナリヤ娘」を始め、「緑はるかに」「狂った果実」「ジャズ・オン・パレード」「星は何でも知っている」「夫婦百景」「爆薬に火をつけろ」「夜明けのうた」「日本一の男の中の男」「七人の野獣」「緯度0大作戦」「嵐の勇者たち」「温泉ポン引女中」「冬の華」「悲愁物語」「さよならジュピター」「JINGI仁義」「いつかどこかで」「ハンテッド」「白痴」「愛する」「快盗ルビイ」「新・日本の首領」「シベリア超特急5」「ダメジン」「WARU」などがある。

また、出演した主なテレビドラマには、「てんてん娘」「花の生涯」「でっかく生きろ!」「キイハンター」「マグマ大使」「ザ・ガードマン」「プレイガール」「なんたって18歳!」「ママはライバル」「おこれ!男だ」「アイフル大作戦」「非情のライセンス」「ミラクルガール」「はじめまして・再婚」「心」「ロマンス」「ギョーカイ君が行く!」「狙われて」「1996年殺人捜査」「五稜郭」「過ぎし日のセレナーデ」「顔に降りかかる雨」「HOTEL」「3番テーブルの客」「トリック」「眠れる森」「白衣のふたり」「マンハッタンラブストーリー」「三姉妹探偵団」「離婚弁護士」「富豪刑事」などがある。

ドラマ以外のテレビ番組では、「SMAP×SMAP」「霊感ヤマカン第六感」「欽ちゃんの仮装大賞」「クイズ!年の差なんて」「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」「午後は○○おもいッきりテレビ」「とんねるずのみなさんのおかげです」「めちゃ×2イケてるッ!」「夢であいましょう」などで活躍した。

その他、「マドラス」「ハウス食品」「東レ」など、CM出演も多数。

死因は、食道癌であった。70歳。入院の末、一時は回復して活動を再開したものの、ほどなくしてリンパ節への転移が判明し、以後治癒することは叶わなかった。

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