大畠襄

(おおはたのぞむ)
医師・整形外科医。サッカー日本代表のチームドクターを務めていたことで有名。専門分野は、スポーツ医学および整形外科。東京慈恵会医科大学教授、慈恵医科大学スポーツ医科学教授、慈恵医科大学病院健康医学センター長、東京慈恵会医科大学附属柏病院院長などの要職も歴任した。

東京慈恵会医科大学を卒業後、1964年より整形外科医としてサッカー界の医療業務に携わるようになり、1970年から約10年間に渡って日本代表に初めてのチームドクターとして従事した。また、国際サッカー連盟(FIFA)におけるスポーツ医学委員や、日本サッカー協会およびアジア連盟(AFC)の医学委員長などを長きに渡って務め、1995年には日本初のプロサッカーリーグであるJリーグにドーピング検査を導入するなど、医学の面からサッカー界を支えた。2010年には、日本サッカー殿堂入りを果たしている。また、FIFA功績認定、プロスポーツ功労者文部科学大臣顕彰、アジアサッカー連盟(AFC)功労賞など、受賞歴や栄誉は数知れない。

自身も過去はサッカー選手であり、旧制成城高等学校や東京慈恵会医科大学時代にプレイしている。

著書に、「スポーツ外傷・障害のMRI」などがある。

東京都内にある病院にて死去。死因などの詳細は明らかになっていない。93歳。

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