犬丸りん

(いしまるりん)
漫画家・随筆家(エッセイスト)。NHK初のデジタル制作アニメとして、NHK教育テレビジョン(NHK Eテレ)にて放送されている「おじゃる丸」の原案者として有名。

筑波大学大学院修士課程を修了後、デビュー作品となったのは、講談社が発行している人気週刊漫画雑誌「モーニング」での連載「ゆびきりげんまん」(1990年)だった。その後、1998年10月にスタートした「おじゃる丸」では原案者となり大ヒットを記録、NHKオリジナルのアニメーションとしては最長放送記録を更新した。第4シリーズまでは構成なども含めて担当。以後はアドバイザーとして関わっていた。

発表した作品には、上述した「おじゃる丸」「ゆびきりげんまん」の他に「なんでもツルカメ」などがある。

また、随筆(エッセイ)や小説も多数執筆しており、その作品には、「禁断のプライバシー」「ヤキソバパンの思想」「かんたんに幸せになりたい」「おかたづけ天女」「んまんま」「偏愛」「犬丸りんのオトコ部屋のぞき」「うちのイキモノ様」「ももぺ」「めろめろ」などがある。その他、「クワッペのオンナってやだ!」「カブッチのオトコってヤだ!」といった絵本など。

死因は、自宅マンションからの飛び降り自殺だった。48歳。14階建てマンションの屋上から、隣にある5階建てビルの屋上まで、約19メートル転落したという。物音に気付いたマンションの住民が通報し、病院へ運ばれたものの、全身を強く打っておりほぼ即死状態だったとのこと。同マンション7階の自宅兼事務所には、「仕事ができない」などと書かれた母親宛てと思われる数枚の遺書が残されていた。

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