スチュアート・ローゼンバーグ

映画監督・演出家(アメリカ)。

アメリカ合衆国・ニューヨーク州ニューヨーク市にあるブルックリン区生まれ。ニューヨーク大学を卒業後、CMの編集などいくつかの仕事を経て、1958年頃からテレビシリーズやテレビドラマの演出に携わるようになり、手掛けた作品数は300本以上と言われている。そのうちの1つ、「弁護士プレストン」では、エミー賞を獲得した。

監督としての銀幕デビューは、アメリカにおいて1930年代に実在した犯罪組織である「マーダー・インク」(通称:殺人株式会社)をベースにストーリーが展開される小説を映像化した、1960年の作品「殺人社会」である。なお、実際に「マーダー・インク」において最も恐れられた殺し屋であるエイブ・レルズをこの映画で演じたピーター・フォークは、アカデミー賞(助演男優賞)にノミネートされた(惜しくも受賞はならず)。

以後、監督した映画には、ミッキー・ロークが主役のチャーリーを演じた1983年の犯罪映画「パッショネイト・悪の華」などが代表的。その他、「暴力脱獄」「ポケットマネー」「マシンガン・パニック」「新・動く標的(ハーパー探偵シリーズ)」「MOVE」「さすらいの航海」「愛と銃弾」「ブルベイカー」「幸せはパリで」「悪魔の棲む家」「ハリー奪還」など。

また、テレビシリーズ・テレビドラマでは、上述した「弁護士プレストン」を始め、「検事コースター」「死んだ女の住所録 ネーム・オブ・ザ・ゲーム」「アンタッチャブル」など。

主な受賞歴に、上述したエミー賞や、ベルリン国際映画祭における国際カトリック映画事務局賞などがある。

死因は、心臓発作であった。79歳。

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