シドニー・ポラック

映画監督・プロデューサー・俳優(アメリカ)。1955年頃よりニューヨークのマンハッタン・ブロードウェイにおける舞台やテレビドラマなどで俳優として活躍。その後は監督業やプロデューサー業に勤しむようになり、数々の賞を受賞した。俳優としての出演はそれほど多くないため世界中で誰もが知るほどの特別なスーパースターというわけではないが、監督やプロデューサーとして長きに渡って映画業界に貢献した影の大御所である。

監督した主な作品に、 メリル・ストリープやロバート・レッドフォードが出演した1985年の映画「愛と哀しみの果て」を始め、「雨のニューオリンズ」「ひとりぼっちの青春」「大反撃」「いのちの紐」「追憶」「大いなる勇者」「ボビー・デアフィールド」「コンドル」「トッツィー」「ザ・ファーム 法律事務所」「サブリナ」「ハバナ」「ザ・インタープリター」「スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー」「ランダム・ハーツ」などがある。

また、プロデュースした作品には、ジェフ・ブリッジスやミシェル・ファイファーが出演した1989年の映画「恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」を始め、「忍冬の花のように」「再会の街」「ラルフ一世はアメリカン」「ぼくの美しい人だから」「スライディング・ドア」「いつか晴れた日に」「推定無罪」「ボビー・フィッシャーを探して」「愛の落日」「アイリス」「輝く夜明けに向かって」「かけひきは、恋のはじまり」「フィクサー」「愛を読むひと」「マーガレット」などがある。

さらに、俳優として出演した作品には、自ら監督し、ダスティン・ホフマンやジェシカ・ラングが出演した1982年のコメディ映画「トッツィー」を始め、「永遠に美しく・・・」「シビル・アクション」「ザ・プレイヤー」「ランダム・ハーツ」「アイズワイドシャット」「チェンジング・レーン」「フィクサー」「近距離恋愛」などがある。

受賞歴に、アカデミー賞(監督賞、作品賞)、ニューヨーク映画批評家協会賞(監督賞)、ベルリン国際映画祭功労賞、エミー賞(監督賞、作品賞)などがある。

アメリカ合衆国・ロサンゼルス市内にある自宅にて死去。死因は、癌であった。73歳。

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