ジーン・バリー

俳優(アメリカ)。アメリカ合衆国・ニューヨーク州・ニューヨーク市出身。舞台女優であったベティ・クレア・カルブの夫。

20代に着々とキャリアを積み、30代に入ってからようやく注目を集めだした遅咲きの俳優。医者や学者などのインテリジェンスな役柄を演じることが多く、そのハンサムな顔立ちから、「風と共に去りぬ」への出演で世界的に有名なクラーク・ゲーブルに重ね合わせられ、「第2のクラーク・ゲーブル」と呼ばれ人気を博した。また、世界的に有名なスパイ映画「007」シリーズのジェームズ・ボンド役を演じる俳優候補としてたびたび名前が挙がったものの、結局は実現しなかったために、「最もジェームズ・ボンドに近かったが、実現することのなかった俳優」と称されたことでも有名。

初主演は、バイロン・ハスキンが監督を務めた1953年の特撮SF映画「宇宙戦争」であった。この作品によって多くの映画ファンや関係者から大きな注目を集め、以後、数々の映画やテレビシリーズに出演。

出演した主な映画(テレビ映画を含む)には、上述した「宇宙戦争」を始め、「北海の男」「四人姉妹」「一攫千金を夢見る男」「刑事コロンボ」「四十挺の拳銃」「イスタンブール特急」「ガイアナ人民寺院の悲劇」「クライ・フォア・ラブ」「だって女優ですもの!」などがある。なお、スティーヴン・スピルバーグ監督、トム・クルーズ主演でリメイクされた2005年の「宇宙戦争」にも、カメオ出演を果たしている。

また、テレビシリーズでは、「バット・マスターソン」「ネーム・オブ・ザ・ゲーム」「バークにまかせろ(シリーズ)」「地上最強の美女たち!チャーリーズ・エンジェル」「トワイライト・ゾーン」「ジェシカおばさんの事件簿」「ファンタジー・アイランド」などがある。

高齢者向けの福祉施設にて死去。死因などは明らかになっていない。90歳。亡くなっているところを娘のエリザベスによって発見されたとのこと。

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