原田芳雄

(はらだよしお)
俳優・歌手。ギタリスト・ミュージシャンである原田喧太、および女優である原田麻由の父。同じく女優である御子柴彩里の祖父。

1962年、東京都港区六本木に本拠を構える劇団俳優座の養成所に14期生として入所。しかしながら授業料が払えず留年し、結果的には15期生となって竜崎勝太地喜和子と同期になり、錚々たるメンバーが揃う「花の15期生」と呼ばれるようになった。

1967年、フジテレビ系列で放送されていたテレビドラマ「天下の青年」にて役者デビュー。以後、数々のテレビドラマや映画に出演するようになる。

出演した主なテレビドラマには、上述したデビュー作「天下の青年」を始め、「ある勇気の記録」「泣いてたまるか」「五番目の刑事」「真夜中の警視」「冬物語」「たとえば、愛」「なぜか、ドラキュラ」「What’sマイケル?II」「美味しんぼ」「家族A」「東京庭付き一戸建て」「舞妓さんは名探偵!」「逃亡者 ~ RUNAWAY」おシャシャのシャン!」「ウォーカーズ 〜 迷子の大人たち」「刑事の現場」「白洲次郎」「不毛地帯」「高校生レストラン」などがある。

出演した主な映画には、「復讐の歌が聞える」「若者はゆく」「関東流れ者」「夕映えに明日は消えた」「君よ憤怒の河を渉れ」「はなれ瞽女おりん」「オレンジロード急行」「犬笛」「水のないプール」「TATTOO(刺青)あり」「すかんぴんウォーク」「生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言」「キャバレー」「ビリィ★ザ★キッドの新しい夜明け」「さらば愛しき人よ」「この愛の物語」「アラカルト・カンパニー」「どついたるねん」「いつかギラギラする日」「ファザーファッカー」「ビリケン」「アナザヘヴン」「あずみ」「ナイン・ソウルズ」「ニワトリはハダシだ」「映画監督って何だ!」「花よりもなほ」「歩いても歩いても」「たみおのしあわせ」「ウルトラミラクルラブストーリー」「ロストクライム – 閃光 -」「奇跡」「大鹿村騒動記(遺作)」などがある。

東京都内にある病院にて死去。死因は、肺炎であった(正確には、腸閉塞と肺炎の併発)。71歳。また、数年前に大腸癌であることが判明し、摘出手術の上、抗癌剤治療を受けながら仕事をこなしていた。

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