ビル・タピア

ミュージシャン・ウクレレ奏者。中部太平洋に位置するアメリカ合衆国のハワイ州・ホノルルにて、ポルトガル人の両親の下に生まれ、幼い頃からウクレレに親しみながら育った。ジャズのジャンルにウクレレを持ち込んだ第一人者として有名。ファンからは、「タッピー」「ビル・タピアおじさん」などと呼ばれて親しまれた。

僅か10歳にしてプロのミュージシャンとなり、その後、1927年には19歳にして、ワイキキの象徴と言われる「ロイヤルハワイアンホテル」のオープニングセレモニーにて、バンドメンバーの一員としてパフォーマンスを披露した。

以後、ジャズ・ギタリストとしても活動しながら、数々の大物ミュージシャンと共演。その顔ぶれは、エルヴィス・プレスリー、ルイ・アームストロング、チャーリー・クリスチャン、ジョニー・ノーブルなど、錚々たるものである。

発表したアルバムには、「トロピカル・スウィング」(Tropical Swing)、「ヤング・アット・ハート – ビル・タピア/ジャパン・ライブ」「Duke Of Uke」「Livin’ It Live」などがある。また、当人の半生をつづったドキュメンタリー映画に、「To You Sweetheart, Aloha」(2006年)や、「マイティ・ウクレレ」(2011年、没後に公開)などがある。

死因は、老衰であった。103歳。死去するまで、世界最高齢のプロミュージシャンとされていた。

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