上田馬之助

(うえだうまのすけ)
元プロレスラー・大相撲力士。

大相撲力士時代の通算成績は、17場所に出場し、49勝・61敗・14休。四股名は「上田山」(うえだやま)、その後、部屋を移った際に「海部錦」(あまにしき)に改名している。

1960年にプロレスラーに転身し、以後、国際プロレス・全日本プロレス・新日本プロレスなどの団体で活躍。頭を金髪に染め、竹刀を振り回しながら会場で大暴れする悪役レスラーとして有名。「金狼」「まだら狼」(当初はまだらの金髪だったため。のちに全てを金髪に染めるスタイルとなる)などと呼ばれ、ヒール役に徹してプロレスの黄金時代を盛り上げた。ただし、プライベートでは非常に実直で真面目な人間だったことでも知られている。

タイガー・ジェット・シンとの凶悪タッグを始め、ジャイアント馬場アントニオ猪木ラッシャー木村などとたびたび死闘を演じたことで人気を博した。

獲得した主なタイトルには、NWA世界タッグ王座、NWAアメリカス・タッグ王座、IWA世界ヘビー級王座、インターナショナル・タッグ王座、アジアタッグ王座などがある。

また、そのキャラクターが視聴者の支持を呼び、メディアにもたびたび出演を果たした。テレビ番組では、「痛快なりゆき番組・風雲!たけし城」「オレたちひょうきん族」「笑っていいとも」「たけしのお笑いサドンデス」、映画では、「パンツの穴」「爆裂都市」などがある。さらに、「ぷよぷよ通」(セガ・エンタープライゼス)、「トライデント・シュガーレスガム」(ワーナー・ランバート)といったテレビCMなどでも活躍した。

死因は、誤嚥による窒息であった。71歳。

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