マノエル・ド・オリヴェイラ

映画監督(ポルトガル)。日本語記事では「マノエル・ド・オリベイラ」との表記も多く見受けられるが、アルファベット表記では「Manoel de Oliveira」である。また、以前は「マノエル・デ・オリヴェイラ」「マヌエル・ド・オリヴェイラ」などと表記されることも多かった。

2006年に製作(2007年に公開)されたポルトガル・フランスの合作映画「夜顔」は97歳のときの作品、ベネチア映画祭に出品された2014年製作の「レステルの老人」は105歳のときの作品であるなど、100歳を超えても現役を貫いた最高齢の劇場映画監督として有名。

そのほかの監督作品には、「春の劇」「ドウロ河」「フランシスカ」「文化都市リスボン」「アブラハム渓谷」「ノン、あるいは支配の虚しい栄光」「繻子の靴 」「クレーヴの奥方」「家路」「メフィストの誘い」「永遠の語らい」「家宝」「コロンブス・永遠の海」「それぞれのシネマ」「ブロンド少女は過激に美しく 」「ポルトガル、ここに誕生す」家族の灯り」「アンジェリカの微笑み」などがある。

主な受賞歴に、ヴェネツィア国際映画祭(ロベール・ブレッソン賞、カトリックメディア協議会賞、審査員特別賞、特別獅子賞)、カンヌ国際映画祭(国際映画批評家連盟賞、パルム・ドール・ドヌール、審査員賞)、ベルリン国際映画祭(功労賞)、ヨーロッパ映画賞(名誉賞、国際映画批評家連盟賞)、東京国際映画祭(特別功労賞、最優秀芸術貢献賞)など、多数。

ポルトガル北部のポルトにある自宅にて死去。死因などの詳細は明らかになっていない。106歳。

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