指揮者(ドイツ)。ドイツを代表する指揮者として有名。大功労十字章、大功労十字星章、大功労十字星大綬章(以上ドイツ政府)受章者。そのほかの栄誉に、レジオンドヌール勲章コマンドール(フランス政府)、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー賞など。
1927年、ドイツ国東部にあるニーダーシュレージエン県ブリーク(現在のポーランド南部にあるオポーレ県ブジェク)に生まれ、十代の頃からチェロやピアノ、さらには作曲や指揮に親しみながら過ごした。ライプツィヒ音楽院を卒業後、1948年よりハレ州立歌劇場に所属し、指揮者としての第一歩を踏み出す。その後、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団の副指揮者やメクレンブルク国立劇場の音楽総監督などを経て、世界的な指揮者へと成長した。
そのほか、ニューヨーク・フィルハーモニック音楽監督、フランス国立管弦楽団音楽監督、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者など、世界の名立たるオーケストラにおいて重職を歴任。
アメリカ合衆国にて死去。死因は、パーキンソン病による合併症であった。88歳。