(あおきしげる)
政治家・経済学者。元参議院議員。生活経済評論家である青木淑子の夫。ノンフィクション作家・翻訳家である青樹明子、およびテレビ朝日でプロデューサーを務めていた青木吾朗の父。「サラリーマン新党」を結成し、代表を務めたことなどで有名。勲三等旭日中綬章受章者。
1922年、愛知県豊橋市生まれ。東京帝国大学(現在の東京大学)を卒業後、大妻女子大学や愛知教育大学などで教授を務めたのち、1980年の参議院議員通常選挙に無所属で出馬。落選したものの、その後1983年にサラリーマン新党を結成の上、代表に就任した。同年、参議院議員通常選挙に再び立候補し、初当選を果たす。任期満了に伴う1989年の参議院議員通常選挙では、日本社会党の委員長であった土井たか子人気(通称:土井ブーム)などの影響を受け落選。続く1992年の参議院議員通常選挙には立候補せず、通算で参議院議員を1期を務めるに終わった。
著書に、「彼には志があった – 評伝近藤重蔵 -」がある。これにより、近世文学賞(研究部門優秀賞受賞)を獲得している。
死因は、大動脈瘤破裂であった。93歳。