(うえすぎたけお)
造園家。アメリカ・カリフォルニア州立ポリテクニック大ポモナ校名誉教授。天理教・パシフィック・バレー教会長。ランドスケープアーキテクト、およびその指導者としても知られている。
1940年、大阪府大阪市生まれ。代々造園業を営む実家の影響もあり、大阪府立大学の農学部を卒業後、京都大学大学院の農学研究科に進学。造園に関する知識を蓄え、腕を磨いた。ほどなくして、カリフォルニア大学バークレー校に留学し、MLA(Master of Landscape Architecture:ランドスケープ修士号)を取得。1970年にカリフォルニア州立理工大学ポモナ校・環境デザイン学部ランドスケープ学科に助教授として招聘され、再び渡米。以後、カリフォルニア州ウェストコビーナに在住しながら、1982年に同大学で教授となる。
主な作品に、「ジェームズ・アーバイン・ガーデン」「ホープ国立医療センター・ベリーフガーデン」「ワシントンセンター庭園」「ハンティントン図書館」「ハンチントン日本庭園」など、多数。
主な著書に、「実と虚のはざまで」「追悼 – G.エクボ先生を偲んで」「アメリカ造園史研究の現在」「歩く空間とその造園環境に関する研究」「米国の造園教育を考える」「マス・レクリエーシヨンにおける動態分析」など、こちらも多数。
主な受賞歴に、全米ランドスケープ技術賞、九州芸術工科大学優秀賞、日本庭園デザイン賞など。また、ASLA(アメリカランドスケープアーキテクト協会)より「フェロー」の称号も授与されている。
死因は、癌であった。75歳。