ノ・ジンギュ

(盧珍圭)
スピードスケート選手(韓国)。ショートトラックで韓国代表として世界王者となるなど、さらなる活躍を期待されていた。

若くして頭角を現し、2010年のISU(国際スケート連盟)開催の世界ジュニア選手権で総合優勝。期待の星として将来を有望視されるようになる。2011年には、世界選手権・スーパーファイナルにおいて、1,500mおよび3,000mで世界新記録を樹立し、さらに5,000mでも優勝。個人総合優勝を達成した。

しかしながら2013年、左の肩に腫瘍があることが発覚。改めて組織検査の結果、良性であると判断され、当年は手術を行わなかった。翌2014年、転倒により肘と肩を骨折する大怪我に見舞われ、その治療過程で腫瘍の除去を試みたところ、当初の診察とは異なり悪性であることが判明。10代・20代という若い人の肘や膝に発生し、発病は100万に15人程度という珍しい病気「骨肉腫」であることが分かった。その後、左の肩甲骨をすべて摘出するという大手術を受け、抗癌剤治療を続けていた。

そのような状況においても、いつか選手として復帰することを願いながら、韓国のスピードスケート代表チームの応援を続けていたという。

上述の通り、死因は、骨肉腫であった。23歳。

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