ノーマン・ミネタ

政治家(アメリカ)。所属政党は民主党。アメリカ合衆国西部太平洋岸にあるカリフォルニア州サンノゼ市の市会議員、及び市長を歴任。その後、下院議員選挙に当選し国政に参画、商務長官(第33代)、運輸長官(第14代)などを務めた。日系アメリカ人、並びにアジア系アメリカ人として、アメリカ合衆国政府において初めて閣僚を務めた人物として知られている。正式名は「ノーマン・ヨシオ・ミネタ」であり、「峯田良雄」(みねたよしお)の日本名も持つ。

1953年、カリフォルニア大学バークレー校を卒業後、アメリカ陸軍に入隊。1967年にサンノゼ市議会議員選挙において日系人として初の当選を果たしたことで、政治家としての道を歩み始める。1974年にはやはり日系人として初めて下院議員選挙に当選。以後、20年以上の長きに渡って下院議員を務めた。

なお、アメリカ合衆国における最高位の勲章「大統領自由勲章」を2006年に授かっている他、日本の勲章である「旭日大綬章」を2007年に受章している。また、長年の功績を称え、故郷のサンノゼにあるサンノゼ国際空港は、2001年にその名称を「ノーマン・Y・ミネタ・サンノゼ国際空港」に改めた。

2006年の政治家引退後は、ニューヨークのPR・コンサルティング会社であるヒル・アンド・ノウルトン・ストラテジーズにおいて、副会長の役職に就いていた。

アメリカ合衆国東部の大西洋岸にあるメリーランド州にて死去。死因は、心臓病であった。90歳。

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