ノーマン・ジュイソン

映画監督・プロデューサー(カナダ)。

1926年、カナダ東部・オンタリオ州のトロントに生まれ、第二次世界大戦に兵士として従軍後、トロント大学を卒業。テレビドラマの監督などを経て、1962年にトニー・カーティス主演の作品「40ポンドのトラブル」で、映画監督としてもデビューを果たす。

監督を務めた代表的な作品に、上述した映画デビュー作「40ポンドのトラブル」を始め、「シンシナティ・キッド」「アメリカ上陸作戦」「花は贈らないで!」「夜の大捜査線」「屋根の上のバイオリン弾き」「華麗なる賭け」「ジャスティス」「フィスト」「ローラーボール」「月の輝く夜に」「イン・カントリー」「オンリー・ユー」「アザー・ピープルズ・マネー」「アザー・ピープルズ・マネー」「僕のボーガス」などがある。1999年には、世界的に著名なハリウッド俳優であるデンゼル・ワシントンを主役に据え、黒人差別に伴う冤罪事件「ルービン・カーター事件」を題材とした伝記映画「ザ・ハリケーン」のメガホンも握るなど、社会問題や人種差別を鋭く糾弾するスタイルで知られている。

主な受賞歴に、アカデミー賞(作品賞、主題歌賞、アービング・G・タルバーグ賞)、英国アカデミー賞(国連賞)、ベルリン国際映画祭監督賞(銀熊賞)、ジニー賞(特別功労賞)、モスクワ国際映画祭最優秀作品賞などがある。

死因などの詳細は不明。97歳。

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