小山乃里子

(こやまのりこ)
フリーアナウンサー・ラジオパーソナリティー・政治家。ラジオ関西で1980年から2023年までの長きに渡って放送されていた宝塚歌劇団の情報番組「ビバ!タカラジェンヌ」で、43年間パーソナリティーを務めていたことで知られている。愛称は「ノコさん」。なお、「ビバ!タカラジェンヌ」は、宝塚歌劇団の歴代スターをゲストに迎え、インタビューなどのトークや宝塚公演の楽曲を紹介しながらタカラジェンヌの魅力を伝えるというもの。長年の歴史の中で、大地真央、麻実れい、榛名由梨など、錚々たるメンバーが出演した。

北海道小樽市出身。幼少時代に関西に移住し、兵庫県西宮市に本拠を構える関西学院大学を卒業後、アナウンサーとして株式会社ラジオ関西に入社。1971年にフリーアナウンサーとして独立。1980年の開始当初より、2023年3月まで「ビバ!タカラジェンヌ」のパーソナリティを務めていた。なお、当人の退任後、番組は2023年9月に終了している。

また、阪神・淡路大震災が発生した1995年には、6月より神戸市議会議員を務めた(1期)。立候補した際に選挙活動で休んだ以外は、1999年までの市議会議員在職中も「ビバ!タカラジェンヌ」への出演は続けていた。

そのほかに出演したラジオ番組には、「テレテレ三度笠!」「サテスタ・ミュージックプロムナード」「電話リクエスト」「ラジオ関西の若いおとな!エンジョイヤング!」「キング歌謡ロードショウ」「ラジ関金曜・小山乃里子です」「小山乃里子の歌謡専科」(以上、ラジオ関西)、「歌謡曲ぶっつけ本番」「小山乃里子の夢の続き」「小山乃里子のハートフル・ナイト」「小山乃里子のハートにスニーカー」「パノラマ大放送」(以上、ABCラジオ)、「ラジオリビング 〜 おはよう小山乃里子です 〜」「おとなの駄菓子屋」「MBSミュージックマガジン」(以上、MBSラジオ)、「JOBU アフタヌーンサウンド」(FM大阪)などがある。テレビ番組では、ABCテレビの「おはよう朝日です」など。

著書に、「パンドラの小箱/ラジオがすべてだった」など。

死因などの詳細は明らかになっていない。82歳。

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