大沢知宏

(おおさわともひろ)
元陸上競技選手・指導者。1988年に韓国ソウルで開催されたオリンピック・男子100メートルの日本代表として知られる。公式な自己ベストは、1987年に電動計測にて記録した10秒44。

埼玉県に生まれ、県立松山高等学校へ入学したあと陸上を始める。全国高等学校総合体育大会陸上競技大会(インターハイ)にて、2年生時に3位入賞、3年生時には日本記録保持者であった中道貴之を抑えて優勝を果たすなど、一気に頭角を現す。さらに3年生時は男子4×100mリレーでもアンカーを務めて優勝し、当大会での2冠を達成したほか、最優秀選手にも選ばれた。早稲田大学進学後、1988年に日本選手権で100m準優勝を果たし、ソウルオリンピックの日本代表に選出される(本大会では1次予選敗退)。大学卒業後とともに現役を引退し、母校での短距離コーチ業や家業である牛乳製造・販売業に従事していた。

東京都豊島区にある病院にて死去。死因は、膵臓癌であった。47歳。2016年初頭に体調を崩し、同病であることが判明してから僅か2ヶ月程度での訃報となってしまった。

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