桂歌丸

(かつらうたまる)
落語家。公益社団法人落語芸術協会5代目会長を務めるなど、長らく落語界の重鎮として大きな存在感を示した。その他、横浜にぎわい座の第2代館長なども務めた。

また、テレビ番組「笑点」にて回答者ののち司会を務め、長年に渡って出演していたことで最も有名。お茶の間の人気もすこぶる高かった。同番組が放送開始50周年を迎えることを機に司会者を勇退、「終身名誉司会」に就任(後に「永世名誉司会」に変更。没後の放送でも、「永世名誉司会」として、オープニング画面にイラストとともに登場する)。

文化庁芸術祭賞・横浜文化賞・神奈川文化賞・芸術選奨文部科学大臣賞などの受賞歴がある他、旭日小綬章の受章、文化庁からの文部科学大臣表彰などの栄典・表彰がある。

上述の「笑点」の他、「爆笑パニック!体当たり60分」「日本の話芸」「暴れん坊将軍VII」「クローズアップ現代 忍び寄る病 ~“COPD”の脅威~」など、数々のテレビ番組で活躍した。

さらに、「爆笑野郎 大事件」「落語野郎 大爆笑」「トラック野郎・男一匹桃次郎」といった映画にも出演している他、「日清食品」「ダイキン工業」「ロッテ」「日本電気」「野村證券 」「ネスレ・ジャパン」「サントリー」「TSUTAYA」など、数々のテレビCMでも活躍した。

著書に「岩魚の休日 ちょっとうるさい釣り行脚」「極上歌丸ばなし」「歌丸極上人生」「座布団一枚! 桂歌丸のわが落語人生」「歌丸 不死鳥ひとり語り」など。

死因は、慢性閉塞性肺疾患であった。81歳。

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