新井満

(あらいまん)
歌手・作曲家・作家・写真家。歌手として「ワインカラーのときめき」などのヒット曲や、作家として芥川賞を受賞した「尋ね人の時間」などの著作がある。

NHK紅白歌合戦でテノール歌手である秋川雅史が熱唱し、オリコン総合チャートで1位にもなった「千の風になって」は、有名な詩である「Do not stand at my grave and weep」の日本語訳に、妻を癌で亡くした友人を慰めるために新井満が作った曲を付けたものであり、紅白歌合戦で歌われる前に新井満自ら歌ったものがCDにもなっている。また、これまでに、加藤登紀子やスーザン・オズボーン、ウィーン少年合唱団などによってカバーもされている。

歌手としての発表曲には上述の「ワインカラーのときめき」「千の風になって」の他、「ありふれた仲でなく」「展覧会で逢った女の子」「尋ね人の時間」「ふるさとの山に向かいて」などがある。その他、「にちようびだゾウ!」「サンセット・ビーチ・ホテル」「オンフルールの少年」「カメラマンと犬」「朱鷺のキンちゃん空を飛ぶ」などの絵本や小説、「美女が来た!男に勝とうとは思わないだから負けもしない」「サティ紀行 ノルマンディー・パリ音楽の旅」「新井満の人間交響楽」「星になったサン=テグジュペリ」「死んだら風に生まれかわる」「死んだら星に生まれかわる」「新井満と語る威厳をもった老後と哀れな老後と」「子どもにおくる般若心経」「希望の木」といったエッセイなどがある。

死因は、誤嚥性肺炎であった。75歳。

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