山本コウタロー

(やまもとこうたろー)
シンガーソングライター・タレント・ラジオパーソナリティ・環境学者・社会学者。白鷗大学名誉教授。本名である「山本厚太郎」(やまもとこうたろう)での活動歴も多数。特に、大学での教授活動を始め、作曲家として振る舞う際にはその傾向が多く見られる。

一橋大学への在学中に結成したフォークグループである「ソルティー・シュガー」を始め、「武蔵野タンポポ団」「山本コウタローとウィークエンド」「山本コウタローとほぼウイークエンド」「山本山田」「渡鬼おやじバンド」など、数々のバンドやグループを結成し、音楽活動を行ってきた。特に、「ソルティー・シュガー」が2作目のシングルとして1970年に発表したコミックソング「走れコウタロー」は大ヒットし、日本レコード大賞(新人賞)を受賞したほか、発表から半世紀以上が経過した現在においても小学校の運動会で使用されるなど、長きに渡って国民に親しまれる名曲となっている。

バンドやグループでの楽曲のほか、ソロ名義でも数々の作品を発表。シングルでは、「早川義夫さんに捧げる唄」「村の郵便配達」「渚の歌がきこえる」「青春水たまり」「君のなかの海」「美保子へ」など。アルバムでは、「卒業記念」「カリフォルニア・ブランチ」「Moonlight All Night」など。

著書に、「われらフォーク世代」「誰も知らなかった吉田拓郎」「たいこめ辞典」「自然な関係」「アメリカあげます!」「ぼくの音楽人間カタログ」「やせて快適、元気食」「思春期 – 生きて在る日日」「ぼくのピース・メッセージ」「耕せコウタロー」「フロイトのラブレター」「ぼくのエコロジー・ライフ」などがある。

タレント(俳優)として出演したテレビドラマには、「ふぞろいの林檎たち・パートII」「渡る世間は鬼ばかり(シリーズ)」「幸福相談」「もしも、学校が・・・!?」などがある。また、映画では、「僕は天使ぢゃないよ」「赤ちょうちん」「ノエルの不思議な冒険」など。

そのほか、「笑っていいとも!(レギュラー)」「地球大好き!大冒険!」「午後は○○おもいッきりテレビ(司会者)」「モーニングEye(コメンテーター)」「タイム3(コメンテーター)」「CNNデイウォッチ」などのテレビ番組への出演や、「わが人生に乾杯!」「パックインミュージック」「サウンズ・ウィズ・コーク」「山本コウタローのおはようラジオ1134」「山本コウタローのサラダ気分で生放送」「コウタローのインフォメーションラック」「コウタローのアイドルランド」などのラジオ番組におけるパーソナリティとしても活躍した。

一方で、環境学者・社会学者としても活動し、男女問題、食と健康問題、教育問題、平和問題など、幅広いテーマで講演を行った。

死因は、脳内出血であった。73歳。

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