三枝佐枝子

(さいぐささえこ)
雑誌編集者・評論家。元中央公論社編集局長。相吉次七の4男で、若尾銀行の監査役などを務めた若尾金造の娘として、明治期における関東の有力財閥「甲州財閥」の中心的存在であった若尾家に生まれる。

1964年、株式会社中央公論社(現在の読売グループ傘下・株式会社中央公論新社)に入社。同社が発行する女性誌・婦人誌である「婦人公論」において、商業誌では日本で初めての女性編集長となったことで知られている。その後、編集局長も務めた。そのほか、山梨県教育委員、山梨県立総合婦人会館館長、株式会社西部百貨店監査役などの要職も歴任した。

著書(編著・共著を含む)に、「日本の母たち」「さわやかなひとに」「魅力ある女性への25章」「働く女性のサクセスノート」「共働きの人間学 – 仕事も結婚もと願う女性へ」「女が一生、仕事を上手に続けていく法」「編集長から読者へ」「女たちの21世紀」「生活者の発想」「これから女性はどう生きるか」などがある。

死因は、老衰であった。102歳。

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