横山SAKEVI

(よこやまさけび)
ミュージシャン・ヴォーカリスト。1981年結成のハードコアパンクバンド「G.I.S.M.」における伝説的ヴォーカリストとして知られている。

「G.I.S.M.」は、「ANARCHY&VIOLENCE」というスローガンの下、観客に暴行を加える、チェーンソーやガスバーナーを振り回すなど、スローガン通りの激しいライブ活動で熱狂的なファンを持つ。その他、テレビのライブ番組の生撮り中に乱入し乱闘騒ぎを起こすなど、傍若無人ぶりで話題だった。一方で、地を這うような重厚感のある歌唱スタイルには定評があり、1984年に参加したオムニバスアルバム「ハードコア不法集会」は、日本におけるハードコアシーンの金字塔的作品として語り継がれているなど、後進のバンドにも多大なる影響を及ぼした。

2002年に「永久凍結」として事実上解散したが、2016年のオランダにおける音楽フェスティバル「Roadburn Festival 2016」でライブを行った他、2021年には「SUPER DOMMUNE」にて無観客ライブ配信を行うなど、近年スポット的に活動する様子を見せていた。なお、2001年にはRANDY内田(ギタリスト)、2022年にはHIROSHIMA(ドラマー)も亡くなっている。

「G.I.S.M.」としての発表アルバムには、「DETESTation」「SoniCRIME TheRapy」「Military Affairs Neurotic」などがある。その他、参加オムニバスアルバムとして、上述の「ハードコア不法集会」を始め、「GREAT PUNK HITS」「OUTSIDER」「THE PUNX」などがある。

死因詳細不明。58歳。なお、年齢について明確には公表されておらず、過去のインタビュー等からの推測による。死去の事実は、当人が代表を務める「BEAST ARTS International」よりSNSにて発表された。

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