吉田彰

(よしだあきら)
ミュージシャン・ベーシスト。「サボテンの花」「ぼくがつくった愛のうた 〜 いとしのEmily 〜」「心の旅」などのヒット曲で知られる人気バンド「チューリップ」の初代ベーシストとして有名。

福岡県出身。福岡市に本拠を構える西南学院大学に在学中の1968年、「チューリップ」の前身となる「ザ・フォーシンガーズ」を高校の同級生であった財津和夫氏らと結成。のちの1970年、「チューリップ」として活動を開始し、1972年にシングル曲「魔法の黄色い靴」でデビューを果たす。以後、上述したような数々のヒット曲を発表するも、1980年に「チューリップ」を脱退。同時に音楽活動も停止した。同年、東京都港区の乃木坂にコーヒーショップ「よしだ屋珈琲店」を開店。以後、その経営に専念することとなる。

「チューリップ」のメンバーとして参加したそのほかの楽曲には、「一人の部屋」「夏色のおもいで」「青春の影」「銀の指環」「悲しきレイン・トレイン」「ブルー・スカイ」「風のメロディ」「約束」「夕陽を追いかけて」「WELCOME TO MY HOUSE」「虹とスニーカーの頃」など、多数。

死因などの詳細は不明。75歳。2024年2月に入り、上述した「よしだ屋珈琲店」の開店記念日が2月20日であり、44周年を迎えるにあたって感謝する旨を、同店の公式ホームページで発表したばかりだった。なお、死去の事実は、「チューリップ」でドラムスを担当していた上田雅利氏がX(旧名称:Twitter)にて発表したことで3日後に明らかとなった。ただしその前日に東京国際フォーラムで開催された「チューリップ」50周年ツアー公演にて、ヴォーカル兼ギター担当でリーダーでもある財津和夫氏がMCにて既に言及していたとのこと。

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