加藤秀俊

(かとうひでとし)
社会学者。文化評論家。同じく社会学者で、慶応義塾大学教授である加藤文俊の父。

大衆社会論・マスコミ理論など、様々な観点から現代社会の考察や評論を実践する行動派社会学者として有名。

京都大学や学習院大学で助教授や教授を務めた他、ロックフェラー財団研究員、スタンフォード大学コミュニケーション研究所研究員、アイオワ州立大学客員教授、ハワイ大学東西文化センター高等研究員、学習院大学東洋文化研究所所長、香港中文大学客員教授、放送教育開発センター(現:メディア教育開発センター)所長、国際交流基金日本語国際センター所長、日本育英会(現:日本学生支援機構)会長など、世界中で要職を歴任。

受賞歴に、郵政大臣賞・外務大臣賞などがある。

著書(共著・編著を含む)に、「マス・コミュニケイション」「テレビ時代」「眼と耳の世界」「アメリカの思想」「見世物からテレビへ」「比較文化への視角」「イギリスの小さな町から」「都市と娯楽」「暮しの思想」「南アジア旅行記」「文化とコミュニケイション」「日常性の社会学」「情報行動」「ホノルルの街かどから」「独学のすすめ」「メディアの周辺」「企画の技法」「文芸の社会学」「食の社会学」「生活リズムの文化史」「組織と情報の文明論」「比較文化への視角」「にっぽん遊覧記」「余暇の社会学」「技術の社会学」「比較文化への視角」「パチンコと日本人」「地域社会学」「家庭の本質」「地域と生活」「人生にとって組織とはなにか」「世間にまなぶ」「なんのための日本語」「メディアの発生」「メディアの展開」「常識人の作法」「九十歳のラブレター」「北上の文化」「社会的コミュニケーション」「明治メディア考」「シンポジウム未来計画」「加藤秀俊社会学選集」「紛争の研究」「人間と社会」「新しいアメリカ」「明治・大正・昭和世相史」「企業と文化」「日本の環境教育」「家庭の本質」「参加する大衆」「日本とアメリカ」「都市の研究」「学問の世界」「歴史と文明の探求」「フィランソロピーの橋」「外国語になった日本語の事典」など、多数。

病院にて死去。死因は「病気のため」とされているが、具体的な病名等は不明。93歳。2019年の9月には、65年連れ添った妻に先立たれていた。

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