カン・スヨン

(姜受延、강수연)
女優(韓国)。韓国を代表する女優の1人。子役時代からテレビドラマや映画などで活躍し、成年女優としても確かな実績を残しながら、韓国国内では「ワールドスター」と呼ばれるほどのスターに成長した。

テレビドラマデビューは、1971年の作品「しっかり者の冒険」(当時5歳)。映画デビューは、1976年の「私は告白する」(当時10歳)だった。その後、イム・グォンテク監督作品に多く出演するようになり、1988年の映画「シバジ」においては、シバジの村に生まれた少女オンニョを演じ、ナント三大陸映画祭主演女優賞、及びヴェネツィア国際映画祭女優賞を獲得。その演技は高く評価され、出世作として当人を代表する映画となった。

また、テレビドラマにおいては長らく出演のない期間もあったが、キム・ジェヒョンが監督を務め、ユ・ドンユンが脚本を担当した歴史ドラマ「女人天下」において、主人公であるナンジョン役として16年ぶりに出演を果たし(2001年)、SBS演技大賞、及びクリメ賞(最優秀演技者賞)を受賞した。

その他の受賞歴に、映画評論家協会賞(主演女優賞)、大鐘賞(主演女優賞)、百想芸術大賞(演技賞)、青龍映画賞(演技賞)、モスクワ国際映画祭主演女優賞、春史大賞映画祭演技賞、黄金撮影賞女優人気賞などがある。

主な出演映画に、上述した「私は告白する」や「シバジ」の他、「血筋」「どこかにママが」「悲しみはもういらない」「天国から来た手紙」「約束の女」「Wの悲劇」「桃花(ドンハ)」「青春スケッチ」「業」「じゃがいも」「その後も長く」「ベルリンリポート」「墜落するものには翼がある」「競馬場へ行く道」「ウェスタン・アベニュー」「激しい恋」「ブラックジャック」「深い悲しみ」「ディナーの後に」「リ・インカーネーション」「黒い土の少女」「JUNG_E・ジョンイ」などがある。

出演した主なテレビドラマには、上述した「しっかり者の冒険」や「女人天下」の他、「高校生日記」「普通の人たち」「あなた」「ムン・ヒ〜復讐に魅せられた女〜」などがある。

病院にて死去。死因は、脳出血であった。55歳。自宅にて心停止状態に陥っているのを家族が発見、病院に救急搬送されたが、そのまま意識を取り戻すことはなかったという。

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