バート・ヤング

俳優・元ボクサー(アメリカ)。海兵隊員など、経験した様々な職業の1つとしてボクシングも嗜んでいたが、俳優・演出家であるリー・ストラスバーグに誘われて20代後半より本格的に演技を学び始め、俳優の道を歩むことになる。

その後、ロマン・ポランスキー監督の「チャイナタウン」など著名な映画にも出演するようになったが、スターダムにのし上がったのは、シルヴェスター・スタローンが脚本・主演を務めた「ロッキー」にて、主人公ロッキー・バルボアの親友で、恋人エイドリアン(演:タリア・シャイア)の兄でもあるポーリーを演じたことがきっかけだった。この役によってアカデミー賞(助演男優賞)にもノミネートされる(惜しくも受賞はならず)。以後、個性的な存在感を放つ名バイプレイヤーとして数々の作品で活躍した。

主な出演映画には、上述した「ロッキー」(シリーズ)や「チャイナタウン」の他、「生き残るヤツ」「マンハッタン25時」「110番街交差点」「熱い賭け」「キラー・エリート」「コンボイ」「合衆国最後の日」「カリフォルニア・ドールズ」「ブラッド・ビーチ」「悪魔の棲む家PART2」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」「リトル・フレンド」「パッショネイト悪の華」「黄昏のブルックリン・ブリッジ」「ビバリーヒルズ・ブラッツ」「ブルックリン最終出口」「バックストリート・ドリームズ」「ウィンター・テイル」「ブライト・エンジェル」「リーサル・コップ」「アメリカから来た男」「激突!’97」「危険な結婚」「シーズ・ソー・ラヴリー」「プルート・ナッシュ」「 恋するための3つのルール」「トランスアメリカ」「ランド・オブ・プレンティ」「ニューヨーク、アイラブユー」「WIN WIN – ダメ男とダメ少年の最高の日々」「ニューヨーク ザ・ギャング・シティ」などがある。

また、数々のテレビドラマにも出演しており、その作品には、「特捜刑事マイアミ・バイス」「マッシュ」「ハリウッド・ナイトメア」「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」「刑事コロンボ」「炎のテキサス・レンジャー」「ロー&オーダー」「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」「ロー&オーダー:性犯罪特捜班」などがある。

アメリカ・ロサンゼルスにて死去。死因などの詳細は明らかにされていない。83歳。死去の事実は、親族によって公表された。

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