チタ・リベラ

女優・歌手・ダンサー(アメリカ)。60年以上の長きに渡って、アメリカ合衆国・マンハッタンにおけるブロードウェイの舞台において第一線で活躍した、20世紀後半を代表する舞台女優として有名。女優であるリサ・モルデンテの母。大統領自由勲章受章者(2009年)。

1933年、アメリカ合衆国の首都ワシントンD.C.に生まれ、幼少時代からバレエを学ぶなど、ダンスや表現の世界に親しみながら育つ。10代でオーディションに合格し、ミュージカルなどで活躍していたが、大きな注目を集め始めたのは1957年、「ウエスト・サイド物語」(West Side Story)へ出演し、アニタ役を演じたことがきっかけだった。1975年には、初演となる「シカゴ」(Chicago)で、ヒロインであるベルマ・ケリー役を演じ、高い評価を受ける。以後も、世界的に有名なブロードウェイの舞台に出演し続けた。

受賞歴として、ミュージカル作品やブロードウェイの舞台を対象とし、アメリカの演劇界では最高の栄誉と言われているトニー賞を2度受賞している(特別功労賞ほか)。そのほか、ケネディ・センター名誉賞など。なお、トニー賞の通算ノミネート数は実に10回を数える。

アメリカ・ニューヨークにて死去。死因などの詳細は明らかになっていない。91歳。娘であるリサ・モルデンテによれば、短い期間ながら闘病生活を送っていたという。

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