エリック・カルメン

歌手・ミュージシャン・作曲家(アメリカ)。元祖パワー・ポップとして知られるアメリカのバンド「ラズベリーズ」のメンバーだったことでも知られている。

1949年、アメリカ合衆国オハイオ州北東部にあるクリーブランドに生まれ、幼少時代から音楽に親しみながら育つ。ジョンキャロル大学を卒業した1972年、上述したバンド「ラズベリーズ」のメンバーとしてデビューし、その後、1975年にソロ転向。同年発売のデビューアルバム「オール・バイ・マイセルフ」に収録された「オール・バイ・マイセルフ」(同タイトル)は大ヒットを記録。1978年にはヤマハ音楽振興会が主宰する「世界歌謡祭」のゲストとして来日も果たした。主にバラードにおける数々のヒット作を世に送り出し、切ない歌唱で人気を博した。

主な発表シングルには、上述した代表作「オール・バイ・マイセルフ」(All by Myself)を始め、「恋にノータッチ」( Never Gonna Fall in Love Again)、「愛をくれたあの娘」(She Did It)、「サンライズ」(Sunrise)、「二人のラブウェイ」(Haven’t We Come a Long Way)、「チェンジ・オブ・ハート」(Change of Heart)、「悲しみTOO MUCH」(It Hurts Too Much)、「フーリン・マイセルフ」(Foolin’ Myself)などがある。

発表アルバムには、「エリック・カルメン」「チェンジ・オブ・ハート」「雄々しき翼」「トゥナイト・ユア・マイン」「夢の面影」「ベスト・オブ・エリック・カルメン」など。

日本でも、上述した「世界歌謡祭」でのパフォーマンスを始め、愛知県勤労会館、大阪フェスティバルホール、中野サンプラザ、渋谷公会堂などで公演を行っている。

死因などの詳細は明らかになっていない。74歳。死去の事実は、当人の公式サイトにて、家族であるエイミー・カーメンによって発表された。

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