関貴昭

(せきたかあき)
俳優・声優。東京都を本拠地とする劇団「演劇集団 円」(えん)に所属。

大阪府に生まれ、岡山県高梁市にある岡山県高梁日新高等学校(現在は方谷學舎高等学校に改名)を卒業後、1995年に円演劇研究所に入所。1997年には「演劇集団 円」の会員に昇格し、舞台・映画・テレビドラマなどに出演。一方で、声優としてアニメーション作品のキャラクター役や海外作品の吹き替えなどでも活躍した。

出演した舞台には、「あらしのよるに」「リチャード三世」「ハムレット」「壊れた風景」など。

出演した映画には、小泉堯史が監督を務め、藤田まことや富司純子らが出演した2007年の作品「明日への遺言」のほか、「雨あがる」「明日へ – 戦争は罪悪である」などがある。

テレビドラマでは、「徳川慶喜」「平清盛」「龍馬伝」などのNHK大河ドラマを始め、「万引きGメン・二階堂雪」「牟田刑事官事件ファイル」「強行犯捜査第七係」「忠臣蔵」「小樽運河殺人案内」「剣客商売」「特命!刑事どん亀」「猪熊夫婦の駐在日誌」「鬼平犯科帳スペシャル」「相棒(season5)」「鉄道警察官・清村公三郎」「捜査一課・澤村慶司」「やすらぎの刻 〜 道」などがある。

声優として出演したテレビアニメ・劇場アニメには、「ギャラリーフェイク」「魍魎の匣」「ゴルゴ13」「山賊の娘ローニャ」「ガンバレー部NEXT!」「マイマイ新子と千年の魔法」「なぜ生きる」「夜明け告げるルーのうた」「マダガスカル(シリーズ)」「モンスターズ・ユニバーシティ」など。

吹き替えを担当した海外作品には、「アローン・イン・ザ・ダーク」「60セカンズ」「ワイルド・ワイルド・ウエスト」「陽だまりのグラウンド」「Be Cool(ビー・クール)」「天国は、ほんとうにある」「ジョン・カーター」などの映画や、「ER/緊急救命室」「オールイン・運命の愛」「クリミナル・マインド」「名探偵モンク」「愛の記憶はさえずりとともに」などのテレビドラマがある。

死因は、食道癌であった。54歳。死去の事実は、葬儀などが近親者によって執り行われたあと、亡くなって8日ほどが経過してから、所属事務所「円企画」の公式サイト上で発表された。かねてから病気療養中だったという。

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