真島茂樹

(まじましげき)
振付師・ダンサー・歌手。俳優・歌手である松平健が歌う「マツケンサンバII」の振り付けを行ったことで有名。「マジ」「マジー」などと呼ばれて親しまれた。デビュー当初は、本名でもある「真島茂夫」名義で活動していた。

1947年、栃木県宇都宮市生まれ。東京都目黒区に存在した東京商業高等学校(のちの東京学園高等学校)を卒業後、1972年に日劇ダンシングチームへ所属。同チームのトップダンサーとして活躍していた。一気にスターダムにのし上がったのは、2004年に日本舞踊を基に振り付けした上述の「マツケンサンバII」の大ヒットがきっかけ。バイセクシャルであると公言し、オネエキャラも話題となって、お茶の間の人気を博した。その後は大きく活躍の幅を広げることになる。

2006年および2007年には、NHK主催の年末恒例行事である「紅白歌合戦」にもスペシャルゲストとして呼ばれた。どちらの年も、白組の出場歌手であった美川憲一の振り付けを行っている。その後、「マツケンサンバ」シリーズが再び注目を集めたことに伴い、2021年の紅白歌合戦にも久しぶりに参加している。

出演した主なバラエティ番組は、レギュラーとして活躍していた日本テレビ系列の「おネエ★MANS」を始め、「爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル」「とんねるずのみなさんのおかげでした」など。

テレビドラマでは、「再雇用警察官4」「多摩湖畔殺人事件」など。また、2024年4月に放送されたばかりの「おいハンサム!!2」にも、花屋の店員として出演していた。

そのほか、「「CRマツケンサンバII」 (パチスロ)、「リサーラ」(食品)といったテレビCMなどでも活躍した。

死因は、虚血性心不全であった。77歳。自宅にて倒れているのを知人が発見、病院に緊急搬送されたものの、助からなかった。亡くなる前日まで、元気に仕事をこなしていたという。関係者を始め、多くの日本国民が突然の訃報に驚きと悲しみの念を抱いた。

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