ビル・ウォルトン

元プロバスケットボール選手(アメリカ)。アメリカのプロリーグであるNBAにて2回の優勝を経験し、バスケットボール殿堂入りも果たしたことで有名。同じく元プロバスケットボール選手で、引退後は指導者を務めているルーク・ウォルトンの父。

1952年、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ郡にあるラ・メサにて生まれ、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)時代に全米大学選手権(NCAAトーナメント)を2度に渡って優勝に導くなど頭角を現す。1974年、ポートランド・トレイルブレイザーズよりドラフト1位指名を受けてプロ入り。身長211cmの長身センターとして期待され、1976-1977シーズンにはリバウンド王に輝いたほか、オールスターにも選ばれるなど活躍し、同チームの優勝に貢献した。その後、1979年よりサンディエゴ・クリッパーズ(現在のロサンゼルス・クリッパーズ)に移籍、さらに1985年よりボストン・セルティックスに移籍。移籍直後の1985-1986シーズンには自身2度目の優勝も経験した。1987-1988シーズンを最後に現役を引退。1993年にバスケットボール殿堂入り。NBA50周年となる1996年には、「50人の偉大な選手」の1人にも選出された。NBAでの通算成績は、468試合に出場し、得点6,215、リバウンド4,923、アシスト1,590。なお、468という出場試合数は、バスケットボール殿堂入りを果たした選手の中では最も少ない数字である。

主な受賞歴に、上述したNBAリバウンド王を始め、NBAファイナルMVP、NBAシックスマン賞、NBAブロック王など、多数。

アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴにある自宅にて死去。死因は、結腸癌であった。71歳。かねてより闘病生活を送っていたという。

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