桂ざこば(2代目)

(かつらざこば)
落語家・タレント。人情味溢れる語り口で人気を博し、テレビなど多方面で活躍した。以前は、桂朝丸(かつらちょうまる)の名称で活動していた。

1947年、大阪府大阪市西成区に生まれ、上方落語を再興するなどの功績を残した人間国宝の桂米朝の下へ1963年に弟子入り。「桂朝丸」を襲名し、1970年代後半よりテレビやラジオなどでの活躍により注目を集めるようになる。1988年に2代目となる「桂ざこば」を襲名。引き続きテレビやラジオなどで人気者として活躍する一方で、本業である落語でも名を馳せた。

2017年には脳梗塞で病院に緊急搬送され、多くのファンから心配されたが、2ヵ月後に退院。これを機に、アルコールを控え、禁煙するようになった。懸命なリハビリを経て、翌2018年には舞台に復帰。また、2021年にも持病である喘息に加え、慢性閉塞性肺疾患(COPD)を併発したことで3週間ほど休養生活を送ったことがあった。

出演したテレビ番組には、長寿番組として現在でも人気を博している日本テレビ系列の「笑点」を始め、「知っとこ!」「バラエティー生活笑百科」「文珍なぞなぞランド」「ざこば・鶴瓶らくごのご」「新伍のお待ちどおさま」「ザ・対決!」「痛快!エブリデイ」「三枝の愛ラブ!爆笑クリニック」「大阪ほんわかテレビ」「ときめきタイムリー」「そこまで言って委員会NP」「ウィークエンダー」「ラブラブダッシュ!」などがある。

ラジオでは、「朝丸のヤングかわら版」「ポップ対歌謡曲」「ざこばの場」「そらゆけ電話と歌謡曲 」「米朝よもやま噺」「おはようパーソナリティ道上洋三です」「土曜日です – 朝丸のモーニングサークル」など。

そのほか、「先生お・み・ご・と!」「ハワイからきた殺人者」「京絵皿の秘密殺人」「いらっしゃいませ!」「わんぱく天使」「遠山の金さん」「大忠臣蔵」「明日は陽のそばで」「やもめ記者万年さん」「官僚たちの夏」「子ほめ」「Y・O・U – やまびこ音楽同好会」などのテレビドラマや、首領を殺った男」「はやぶさ/HAYABUSA」「御法度」「泥棒貴族ボディハンター」「忍ジャニ参上!未来への戦い」「ブレイブX – 極道十勇士」といった映画などでも活躍した。

主な受賞歴に、上方お笑い大賞(金賞、大賞)、日本放送演芸大賞(奨励賞)、芸術選奨文部科学大臣賞(大衆芸能部門)など。

大阪市吹田市にある自宅にて死去。死因は、喘息であった。76歳。夕食後に喘息の発作が起きたため薬を飲んだが、その後意識を失い、そのまま亡くなってしまったという。

タイトルとURLをコピーしました