菊容子

(きくようこ)
女優。テレビドラマを中心に、映画や舞台などでも活躍した。デビュー当初は、本名である「菊池洋子」(きくちようこ)の名義で活動していた。

神奈川県横浜市に生まれ、幼少時代からモデルとして活躍。9歳となる1959年には、猪俣勝人が監督を務め、山田真二や野口ふみえらが出演した映画「城ヶ島の雨」にて子役として銀幕デビューを果たす。ほどなくして「菊容子」の芸名が付けられ、以降はこの名前で活躍するようになる。

数々のテレビドラマに出演し、お茶の間の人気を博す一方で、NHK総合テレビジョンで放送されていた人気テレビ番組「連想ゲーム」のレギュラー解答者なども務めた。

出演した主なテレビドラマには、「怪獣マリンコング」「青春とはなんだ」「新忍者部隊月光」「泣いてたまるか」「でっかい青春」「ただいま見習中」「信子とおばあちゃん」「窯ぐれ女」「サヨナラ三角」「新・流氷の女」「遠山の金さん捕物帳」「繭子ひとり」「好き!すき!!魔女先生」「めし」「下町かあさん」「荒野の素浪人」「お祭り銀次捕物帳」「うちの兄嫁」「銭形平次」「家光が行く」「非情のライセンス」「プレイガール(シリーズ)」「素浪人天下太平」「伝七捕物帳」「ぶらり信兵衛」「いただき勘兵衛旅を行く」「水戸黄門」「ご存知遠山の金さん」「おんな浮世絵・紅之介参る!」「特捜記者」「右門捕物帖」「大岡越前」「ふりむくな鶴吉」などがある。

映画では、子役として出演した上述のデビュー作「城ヶ島の雨」を始め、「君に幸福を – センチメンタル・ボーイ」「日本の青春」など。

東京都新宿区にある自宅マンションにて死去。死因は、交際相手による絞殺であった。24歳。別れ話がもつれ、当人が浮気していると勘違いした加害者(駆け出しの俳優)が、電話機のコードで首を絞めて殺害してしまったという。なお、亡くなった当日は、出演していた水前寺清子の公演「姉ちゃん仁義」の千秋楽だった。

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