木島俊介

(きじましゅんすけ)
美術評論家・美術史家。

鳥取県に生まれ、慶應義塾大学を卒業後、同大学大学院へ進む。修了後、海外へ渡り、イタリアのフィレンツェ大学やアメリカのニューヨーク大学大学院などで学びながら造詣を深めた。以後、東京都渋谷区の大型複合文化施設Bunkamuraザ・ミュージアムのプロデューサーや、群馬県館林市日向町にある群馬県立館林美術館の館長、神奈川県足柄下郡箱根町にあるポーラ美術館の館長などを務めながら、海外経験によるグローバルなネットワークを活かしてイベントや展覧会の企画に関わった。そのほか、地中海学会常任委員、同学会副会長、共立女子大学名誉教授、群馬県立近代美術館館長、日本美術評論家連盟常任委員などの要職を歴任。

著書(編著・共著を含む)に、「女たちが変えたピカソ」「美しき時祷書の世界」「アメリカ現代美術の25人」「クリムトとウィーン」「ファブリ研秀世界美術全集」「少年少女名作絵画館」「モダンアートの魅力 – 20世紀、アートの時代を眺望する」「神と人のおはなし」「アメリカ絵画200年展」などがある。

翻訳を手掛けた作品には、「ベリー侯の豪華時祷書」(レイモン・カザル)、「ニューヨーク・アーティスト50人」(リチャード・マーシャル)などがある。

東京都にある自宅にて死去。死因などの詳細は不明。85歳。死去の事実は亡くなって4日ほどが経過してから明らかとなった。

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